数頭のアサギマダラと遭遇し撮影していたら、休憩しているようでもなく不思議な場所にいる個体が目に入り、老眼の目には「蜘蛛の糸にでも掛かったのかしら?」と見えて、そおっと翅を指で挟んでみたら、あらら、お尻に毛束が!! とりあえずTG-5で接写! ヘアペンシル、初めて見ました。フェロモンを拡散するための動き(腹部を激しく上下させてヘアで後翅の性標を擦る)も見せてくれたし、かなりしつこく接写しましたが、油性ペンでのマーキングにも耐える翅ですから、その後はしっかり飛んでいきました。
アサギマダラ
タテハチョウ科
北海道~南西諸島でみられるが、南方系のチョウであり、移動しながら発生している。越冬時期は暖かい地域で過ごし、春に北方へと移動し、夏は山地の樹林に滞在・発生、頂上付近へと集まる。そして、秋には南下する。日本のチョウの中でもっとも長距離を移動するチョウの一つで、全国各地でマーキング調査が行われており、2,000km以上を飛んだ記録もある。ヒヨドリバナやフジバカマに吸蜜に集まる。
※ヘアペンシル:マダラチョウ類のオスの腹部末端にある一対の分泌器官。メスの交尾を促す化学物質を分泌する。
認定NPO法人
日本チョウ類保全協会
Japan Butterfly Conservation Society
Tel : 03-3775-7006
HP :https://www.savebutterflies.jp/
日本チョウ類保全協会
Japan Butterfly Conservation Society
Tel : 03-3775-7006
HP :https://www.savebutterflies.jp/
FB : https://www.facebook.com/Butterfly.Conservation/
Twitter : https://twitter.com/BCsociety_japan