日本チョウ類保全協会のニュースレター「チョウの舞う自然」の表紙用に、「羽化して間もない新鮮な個体が曇った日に翅を開いている場面を、三脚を立てて、可能な限り全面にピントが合う状態で撮る」ことを心掛けているが、そのような場面には何度も出会うわけではない。若葉を食べるカミキリムシの記事を昆虫の月刊誌に投稿すべく机に向かっていた初夏の午後、より分かりやすい写真があればと近所の雑木林を歩いていると、思いがけず足もとからイチモンジチョウが飛び立った。羽化して間もない新鮮な個体が曇った日に翅を開いており、急いで三脚を立てて、可能な限り全面にピントが合う位置を探し、色にメリハリをつけるためにごく軽くストロボを使い、タイトルと見出しを入れるスペースを考えながら、飛び立つまでの間にシャッターを数回押した。
イチモンジチョウ
タテハチョウ科
北海道~九州に分布し、山間部から低地に広く生息している。各地で目にする機会も多いが、生息地での個体数は多くない。幼虫は、スイカズラ科のスイカズラやタニウツギなどを食草とする。成虫は、各種の花で吸蜜するが、腐食した果物や動物の糞にも飛来する姿を目にする。
認定NPO法人
日本チョウ類保全協会
Japan Butterfly Conservation Society
Tel : 03-3775-7006
HP :https://www.savebutterflies.jp/
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Twitter : https://twitter.com/BCsociety_japan