2021年には自宅マンションの庭をはじめ周辺でかなり見られたクロマダラソテツシジミが、2022年には全く姿を見せなかった。本年もなかなか現れず、半ば諦めていたが、10月に入りいつもの散歩コース(大学の裏道)を歩いていたところ、たくさんのシジミチョウが飛び交う中、交尾中のクロマダラソテツシジミを見つけた。しかも、私の構えたファインダーには裏翅がよく似たウラナミシジミまで友達顔で割り込んできたのには驚いた。
クロマダラソテツシジミ
シジミチョウ科
幼虫の餌はソテツで、ソテツが植えられた道路脇や公園、寺社の境内、学校の校庭などで発生する。かつては国内に生息せず、1992年に沖縄島で初めて記録された。近年は南西諸島や九州南部で定着しているほか、強い分散力によって、東京都や千葉県付近まで北上して発生することもあり、各地でソテツの被害が問題となっている。
ウラナミシジミ
シジミチョウ科
主に本州~南西諸島にかけてみられるが、南方系のチョウで越冬ができる地域は、関東地方の南部の沿岸域(房総半島南部など)から南西諸島にかけての暖かい場所となっている。温暖な地域で越冬し、発生を繰り返しながら生息範囲を寒い地域に広げていき、秋には個体数が多くなる。幼虫の餌はマメ科植物で農地周辺でよくみられる。
認定NPO法人
日本チョウ類保全協会
Japan Butterfly Conservation Society
Tel : 03-3775-7006
HP :https://www.savebutterflies.jp/
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Twitter : https://twitter.com/BCsociety_japan